「話したいことを気兼ねなく話し、聞きたいことを遠慮なく聞く」、そんな会話を最近あなたはしていますか？
自分の気持や感情を出し入れすることは心の健康にとって大切です。息の出し入れが身体に欠かせないように、「思い」の出し入れは心を健康に保つ上で大切なことです。息は止めるとすぐに苦しくなりますが、「思い」の出入りは止まっていることに中々気づかないものです。しかし、徐々に心の健康に影響して寂しくなったり、不安になったり、自信がなくなったりしてきます。
シンガーソングライター熊木杏の『心のままに』という歌に「息をしているのは なぜ？」という一節があります。何故でしょうか？
もの事の解決は、気づくことから始まります。もし自分がこのような気持ちになっていることに気づいたとしたら、もう解決に向かっていると言ってよいでしょう。
まずは身近な人との会話から始めてみましょう。何を話すかは問題ではありません、息と一緒に言葉を出せばよいのです。
自分の思いを出す方法は、人と話をすることだけではありません。読書、音楽、スポーツ、自然等いわゆる趣味と言われているものは何でも自分と外界の間で気持ちを出し入れできるものです。そして、カウンセリングもその方法の一つです。
カウンセリングには「全ての人は、自分自身の中に、個人的にも満ち足りた、社会的にも建設的な方向に、みずからの人生を導いていく能力を持っている。」という、人に対する見方がその根底にあるからです。相談の中で、ゆっくり自分を見つめ考えることで心をほぐしていくことができます。
さぁー！広い外界に目を転じてみましょう。
熊木杏里 『心のまま』
心のまま 感じてごらん 時には何もかもを忘れて
裸のまま 立ってごらん 息をしているのは なぜ?
夢の扉を開けて 大きく胸を張って
一番好きな人に 想いを伝えたくて
きっと みんな同じだけ 言えないことがあるから
心のまま 感じてごらん 時には何もかもを忘れて
裸のまま 立ってごらん 息をしているのは なぜ?
先を考えても答えはやって来ない
気持ちの糸を引いて さぁ今 前に行こう
愛する人はそばにいる 信じていこう いつでも
心のまま 笑ってごらん 時には何もかもを忘れて
裸のまま 生きてごらん 息をしているのは 誰?
心のまま 泣いてごらん 時には何もかもを忘れて
悲しみにも 明日は来る どんなことが起こっても
心のまま 感じてごらん 時には何もかもを忘れて
裸のまま 立ってごらん 息をしているのは なぜ?
息をしているのは 誰?
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