NO17  「私」にもっと注目を

 皆さんこんにちは、「私」の名前は「副交感神経」といいます。

 私は「兄」の「交感神経」と共に、人の体の中で24時間働いています。兄の交感神経の役割は、血流、血圧、心拍等を活性化し身体を活動的にします。反対に私、副交感神経は「安静と回復」をもたらす働きをします。兄は主に日中に、私は夜間に活発になりますが、どちらも人は意識していません。だから自律神経と呼ばれています。お腹が満腹になると眠くなるのは私の働きです。

 怒ったり、興奮したり、イライラしたりするのは兄が働き過ぎている時です。この状態が続くと心にも体にも不調を来たします。ストレスの多い現代社会では、心身の調子を整えるためにもっと私を働かしてくれたらよいのにといつも思っています。

 ストレスを解消したいと思うのであれば、いかにうまく私を使うかがポイントです。

 ①体を使う方法と ②心を使う方法があります。

 簡単に何時でも出来る方法を一つずつ紹介します。

 ①呼吸法

 肩の力を抜いて椅子に軽く座り、背をまっすぐ伸ばします。1・2・3と数えながら、鼻から息を吸います。4・5で息を止めて、口をすぼめて6・7・8‥と15くらいまでゆっくりと口から吐きます。これを3回ほど繰り返します。

 受験会場で緊張しそうな時、カッとなって腹が立ちそうな時、不安で頭の中が真っ白になった時、イライラする時、夜寝る前等、気持ちを静めたいときにすると効果があります。

 ②ほっと法

 心がほっとするようなことを、何でもやってみます。

 ・空、海、山、雲、木、草、花、葉、小動物…などをぼんやり眺めて「あゝ、いいなぁ」とつぶやいてみます。

 ・楽しかった経験、うれしいかったこと、自分でやり遂げたこと、楽しみなこと…などを思い出しながら、何がよかったのか考えてみます。

 ・涙が出るほど感動するような体験をします。映画、テレビ、ラジオ、音楽、本、スポーツ…などで、「あぁ、凄い」と思うほど感動すると涙が出ます。感動の涙は副交感神経が働いて出るのです。その後は、気持ちがすっきりして、前向きな気持ちが起こります。


心身に不調を感じた時は、私のことを思い出してください。そして大いに使ってください。

心のベンチ

あるスクールカウンセラーが生徒・家族・職員に送ったメッセージ集です、悩みのある方、辛い方、カウンセラーの皆さんにも参考にして頂けたら幸いです

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