皆さん、こんにちは
期末考査が終わって、後は夏休みを待つだけで少しほっとしている時でしょうか。
ほっとできる時は、思い切りほっとしましょう。
ふと思い浮かべるとほっと楽しくなることと、反対に暗く沈んだ気持ちになることがありますね。今回は嫌なことがいろいろある場合の、気持ちの整理の仕方を考えてみましょう。
実は、人間には嫌な経験については忘れるように、無意識の機構が備わっているのです。それは眠っている時に見る「夢」です。
皆さんはどんな夢をよく見ますか?
夢の内容は、不思議なことに怖い夢、ドキドキする夢、逃げようとしても走れない夢、遅刻する夢、試験で問題が全く解けない夢、探し物が見つからないで焦る夢など、とにかく嫌な夢がほとんどです。楽しい夢はまず十に一つもないでしょう。
何故でしょうか?
それは、人間の脳は、起きている時に経験(記憶)したいろいろなことの中から、嫌な経験の記憶を、眠って意識のないときにもう一度引き出して整理し直しているのです。
何のために整理するのかというと、嫌なことは思い出さないように脳の奥の方にしまい込むためです。記憶の深層といわれている、意識しても思い出せない分野です。
もし、引き出している最中に偶々目が覚めると、それが夢として現れます。つまり、人は起きている時の気分を快適に保つために、寝ている時に嫌な夢を見ているのです。
とすれば、人に本来的に備わっているこの脳の働きを、起きている時にも利用しない手はありません。それが「こころの整理箱」です。使い方を説明しましょう。
筆記用具と白い紙を用意しましょう。引出しが5~6段ある小さな箪笥のような整理箱の図を描きます。そして、忘れたい嫌な経験の内容を一言で表現して、その言葉(絵や記号でもよい)を引出しに収めて小さな鍵を掛けます(そのように図に描きます)。二つ、三つある時は次々と引出しに入れていけばよいです。例えば、友達と喧嘩して腹立ちが収まらない場合は「○○との喧嘩」と書いて整理箱に納めます。
これだけのことで効果抜群です、騙されたと思ってやってみて下さい。きっと悪い夢を見なくなります。
【挿し絵】管理人式『心の整理箱』箱はメモ帳で鍵はノリです、嫌な事や忘れたい事を書いたページの上にノリを塗って閉じます。
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